実行委員長よりごあいさつ

関西オープンフォーラム実行委員会は、11月8日,9日に23回目となるKOF2024を大阪南港ATCにて開催します。

昨年は長く実行委員長を務めてこられた中野先生が亡くなられ、悲しく苦しい状況でしたが、多くの方々のご支援のおかげでKOF2023を無事に開催できました。会期中を含めたくさんの励ましのお言葉をいただき、本当にありがとうございました。

KOFが一貫して取り組んできた「オープンソースならびにコミュニティが元気に交流できる場」の重要性は、時代とともに変化してもその根本的な価値は変わりません。

KOFが始まった2002年から、IT、オープンソース、コミュニティを取り巻く状況は大きく変化しました。ITは生活の隅々にまで浸透し、オープンソースソフトウェアは社会を支える基盤となっています。一方で、ITにまつわる深刻な事故や事件も発生し、その影響の大きさが社会問題となっています。

しかしながら、ITの持つ上質な楽しさや、コミュニティを通じた人々とのつながり、オープンソースやオープンデータを通じた社会の協働という夢は広がり続けています。

KOFは時代の変化を捉えながら、ITと社会について考えるとともに、夢や楽しさを感じられるイベントとして続けていきたいと考えています。

今年も招待講演ではKOFならではのディープなトピックを取り上げますので、どうぞご期待ください。

多くの方のご参加をお待ちしています。

なお、KOFにはさまざまな形で参加できます。

KOF会場でのセミナー開催、ブース出展、ステージ出演など、いずれも無償です。コミュニティの活動を発表、展示することで、新しい参加者と出会う場にもできます。

個人・法人協賛も大歓迎です。KOFの実行委員会は完全に無償のボランティアで活動していますが、物品や会場などはどうしても費用が発生するため、イベントの継続には資金が欠かせません。

さらに、実行委員になっていっしょにイベントを作り上げることもできます。実行委員の役割には、企画、各種折衝、機材提供、映像配信、ミーティング調整、当日の設営撤収など、さまざまなものがあり、自分ができるところから始めてもらえます。

そして何より、当日会場に足を運んでくださったり、配信を視聴してくださるみなさんこそが大切な参加者です。

では改めて、多くの方のご参加をお待ちしています。

関西オープンフォーラム実行委員長
金内哲也