Metasepi Project
ブース出展日:
両日 より安全なOSを作るための基礎技術を探索するプロジェクトです。現在はATS言語を使った低レベルプログラミングの手法の探索と、その言語の普及をめざして活動しています。組込に強い型の光を!
現在のOSはC言語を用いて設計されています。しかしC言語による設計はポインタをはじめとする危険な機能によて安全な開発が困難でした。またその弱い型による設計は経年変化によって機能追加や不具合修正が非常に困難なケースがあります。現在はそのような困難をレビューや後付けの形式手法によって防いでいます。
一方、アプリケーションの領域ではOCamlやHaskellをはじめとする強く型付けされた関数型言語が一定の成果をあげています。このような言語はその強い型によってプログラムの正しさをコンパイル時に検査できます。そのため設計変更による不具合の混入がより少ないと言えるでしょう。
Metasepi Projectではこれまで組み込み向けHaskellコンパイラAjhcの開発や、日本におけるATS言語の普及を目的とした団体Japan ATS User Groupを設立してATS言語に関するドキュメントの翻訳などの活動をしてきました。
今回のブースではATS言語の組み込み応用に焦点をしぼって、様々なマイコンボード上で動作するATS言語アプリケーションなどの展示を行ないます。
ブース出展