KANSAI OPENSOURCE+FREEWARE 2003

基調講演

基調講演は無料で聴講できます。座席は十分な数を用意していますが、 先着順となりますので、その点はあらかじめ御了承ください。

Wietse Venema氏(IBM Watson研究所)

Wietse Venema氏はTCP Wrapper(*1)とPOSTFIXメールシステム(*2)の作者として知られている。SATANネットワークスキャナー(*3)や証拠分析に使われるCoroner's Toolkit (*4) の共同作者でもある。氏はthe System Administrator's Guild (SAGE) やthe Netherlands UNIX User Group (NLUUG) より受賞している。the international Forum of Incident Response and Security Teams (FIRST)(*5)のチェアマンを2年間勤めあげている。氏は物理学の分野で博士号を取得しており、現在は米国IBM T.J ワトソン研究所において研究スタッフである。

  • (*1) ネットワークアクセス制御を行うシステムで、現在ではUnixシステムに標準的に装備されている。
  • (*2) 高セキュリティメールサーバで広く利用されている。
  • (*3) その高度なスキャン能力のため発表時には物議を醸した。
  • (*4) Unixシステムに侵入された後にその証拠を分析するための鑑識システムでセキュリティ分野では広く使われている。
  • (*5) 世界の主要なセキュリティ組織が参加しているフォーラム。CERT/CCやJPCERT/CCといったIRTチームだけはなく、民間企業、政府組織、軍なども参加している。現在参加は100組織を越える。

http://www.porcupine.org/wietse/

講演日時
11月1日 16:00 - 17:30
講演会場
4Fイベントホール
タイトル
オープンソースとセキュリティ
内容
Wietse Venema(ウィティス・ベネマ)氏が長年に渡り発表してきたソフトウェアから学んだ教訓を議論する。そのソフトウェアが出現したことによる、彼の仕事に対する社会的認識の大きな変化やオープンソースやセキュリティにもたらすインパクトなどを踏まえて議論する。

佐伯俊則(情報処理振興事業協会(IPA) 開発第二部門長)

日時
10月31日 10:40 - 11:20
会場
4F イベントホール
タイトル
KOF/LC2003合同基調講演 オープンソースソフトウェアにおける官民の課題
内容
ここ数年、オープンソースがソフトウェア市場に浸透するに従い、これまで見過ごされた課題が明らかになってきた。この課題を先送りにせず真正面から取り組み解決しなければ、市場からの期待に応えられない。本講演では、昨年度実施したGPLに関する調査から法的問題と契約、本年度から始めたオープンソフトウェア活用基盤整備事業におけるIPAの支援体制と企業の取り組み、持続する開発を実現するためのビジネスモデルを通じて、解決しなければならない課題を考える。

森田至彦(大阪市 計画調整局計画部情報化施策担当課長)

日時
10月31日 11:20 - 12:00
会場
4F イベントホール
タイトル
KOF/LC2003合同基調講演 『大阪市新産業創造ITビジネスモデル地区推進計画 』と御堂筋周辺地区のIT実証実験について
内容
平成15年4月4日、総務省の地域IT産業振興施策「ITビジネスモデル地区構想」 の指定をうけて進行中の『大阪市新産業創造ITビジネスモデル地区推進計画』の概要と大 阪市のITビジネス振興施策の紹介、および、その一貫で都心部御堂筋周辺地区をフィー ルドとして、産官学の連携により展開を開始した先進的IT実証実験「ユビキタスネット ワーク普及促進プロジェクト@おおさか」について説明。

セミナー

各セミナーは無料で聴講できます。座席は十分な数を用意していますが、 先着順となりますので、その点はあらかじめ御了承ください。

セミナーを無料で聴講できるようにするために協賛をお願いしています。 スポンサー企業については、各セミナーの紹介をご覧ください。 また、セミナーの運営全体に対して、下記の企業から協賛いただいています。

株式会社技術評論社  株式会社毎日コミュニケーションズ

LinuxWorld  アップルコンピュータ株式会社

鷲滝薫/森川京太郎 (アップルコンピュータ株式会社)

日時
10月31日 11:00 - 12:30
講演会場
6F会議室AB
講演タイトル
Panther Server製品紹介/Mac OS X 開発環境概要
講演内容
10月25日より出荷が開始されました、UNIXおよびオープンソースとの親和性の高い、Mac OS X 10.3 Server、"Panther Server" についてご説明します。また、UNIX プログラマーを対象にMac OS X上での、開発および実行環境について、Mac OS X 10.3 "Panther" のご紹介も合わせて、概要をご説明致します。

大垣靖男氏(日本PHPユーザ会)

日時
10月31日 13:10 - 14:40
講演会場
6F会議室AB
講演タイトル
セキュアPHPプログラミング
講演内容
PHPを利用すると比較的簡単にDB等を使った動的なWebサイトが構築できます。 PHPを利用したサイトのみではありませんが、PHPスクリプトの不備によるセキュリティーホールが発見される例が後を立ちません。安全なWebサイト構築に必要な基礎知識とTipsを紹介します。

蛯原純氏(株式会社創夢

日時
10月31日 14:05 - 15:05
講演会場
3Fミーティングルーム
講演タイトル
NetBSD
講演内容
NetBSDは、自由に利用可能で再配付可能なOSのひとつです。 数多くのCPUとプラットフォームに移植されています。 今回は、NetBSDおよびNetBSDプロジェクトの活動について御紹介します。

浅海智晴氏(浅海智晴事務所)

日時
10月31日 15:10 - 16:10
講演会場
3Fミーティングルーム
講演タイトル
Relaxerサービス・フレームワーク
講演内容
IPA未踏ソフト創造事業平成15年度において、「Relaxerサービス・フレームワーク」プロジェクトを村田真、原田洋子、平鍋健児の各氏と共同で、現在遂行中である。日本発の技術であるRELAX, Relaxerを世界標準にすることを最終的な目的としている。本プロジェクトの技術的および社会的な意義について説明する。

赤松徹氏(神戸電子専門学校

日時
11月1日 10:00 - 11:30
講演会場
4Fイベントホール
講演タイトル
オープンソースを読み、よりセキュアに変更する
講演内容
布地を裁断してスーツを縫製する事は難しいですが、そのまま着るのではなく、 自分サイト用にジャストフィットする寸法直しは容易にできます。 最近のRedHatに組み込まれたvsftpd(Very Secure FTPd)を具体的に取り上げ、 バッファオーバフローを発生し難いように設計したdjbdnsの手法や、 パケットフィルタリングのiptablesと総合的に、 よりセキュアなシステムにする方法を解説します。

青木淳氏(SRA先端技術研究所)

日時
11月1日 13:00 - 14:00
講演会場
4Fイベントホール
講演タイトル
可視化(Visualization)の最新動向とオープンソース
講演内容
プログラムおよび開発環境の可視化を念頭に置いて「概観+詳細」から「焦点+文脈」そして「ハイパースペース」までの可視化技法をまとめて紹介すると共に、 これらの可視化技法をオープンソースプログラムを読む(診る・視る・見る)ことに応用し、 より高度なプログラミング、そして、 さらなるオープンソースプログラムを共創(エクストリームプログラミング)するためのヒントを提示してゆきます。

まつもとゆきひろ氏(ネットワーク応用研究所)

日時
11月1日 14:15 - 15:45
セミナー会場
4Fイベントホール
講演タイトル
オープンソースbyまつもとゆきひろ
講演内容
Rubyの開発・海外との交流など、開発の奔流の中で感じた「オープンソース」を語る
お問合せ先
関西オープンソース+フリーウェア2003 実行委員会 事務局
〒530-0001 大阪市北区梅田一丁目2番2-1300
大阪駅前第2ビル 13F グッデイ内
広報担当 矢吹幸治
TEL:06-4796-6120
FAX:06-4796-7373
E-mail: info@k-of.jp
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