2003年8月 3日
実行委員長 中野秀男

21世紀を迎えて社会が大きく躍動し始めています。
インターネットという双方向の情報インフラが地球規模で整い社会は、新たなステージを迎えています。
世界規模の協調の上に資源を共有する社会の可能性が見え始めています。
共有協調への意識の変化がソフトウェア産業の中でも広がっています。

関西は、これまで新しい文化を起こして来た土地柄であり、文化交流の中から新たなものを導き出すパワーにも満ちています。
ソフトウェア産業においても、多くの技術が発信されています。
草の根的に、ソフトウェア情報を共有し促進するコミュニティも存在しています。
そしてこれまで産業を担ってきた多くの地場産業もあります。

我々は、ここにソフトウェア技術を中心とした自由な交流の場を提供します。
誰もが自由に参加できる広がりがある夢のあるイベントを目指します。
組織の壁を超えた自由な情報の交換がもたらすグローバルな産業の有り方を示します。

イベントは、公共団体、大学、企業、個人などが皆フラットな立場で参加します。
参加することに意義を求め、そのもたらす可能性は、参加者自らが、創造する。
歴史に学び、知識のネットワークのなかで、先人の技術を発展させ、より効率良くより良いものを作り出す。
それをまた次の世代に引き渡す、競いあう喜び、技術の高さを競い、維持達成する。

多くの人と連携し物事をなすことの面白さ、効率の良さ、一人で作ったとしても、それを多くの人に公開する楽しさ、そんな人間の本来持つ社会性をオープンなソフトウェア開発のプロセスの中に感じます。

これから未来を作り上げて行くのは、私たちであり、そこに参加し、明るい展望を築き上げていきます。

これらの目的の実現に向け「関西オープンソース+フリーウェア2003」を開催します。